【マンション 売却】マンション売却の契約時に注意するポイントを解説

マンション売却で契約を結ぶ際には、複数の注意点について覚えておく必要があります。契約書の記載内容に基づいて権利や義務を履行することや、買主ローン審査否決の場合は白紙解約となること、さらに売主が買主に対して負うことになる瑕疵担保責任について解説します。

売買契約書と買主ローン否決による白紙解約

マンションの売買契約時には、売買契約書を作成します。売買契約書は売主および買主の義務や権利について記載したものです。契約書の記載内容に基づいて権利や義務を履行します。マンション売却では一般的に不動産会社を仲介として挟み、売主と買主で売買を行うことになります。

売買契約書は重要な書類のため、必ず内容を確認しましょう。契約書の記載内容に基づいて権利や義務を履行することになります。

また、買主ローン審査否決の場合は白紙解約となることもマンション売却において重要です。白紙解約とは契約を破棄して取引を元に戻すことを示します。

買主はマンション購入資金を得るためにローンに申し込みをしますが、状況によってはローンの審査に通らない可能性が考えられます。買主によるローンの申し込みが銀行をはじめとした金融機関から却下された場合、買主ローン審査否決の場合は白紙解約として契約はなかったことになり、仲介手数料や手付金も返却されます。

売主は瑕疵担保責任に注意しよう

瑕疵担保責任もまた、マンション売却時に重要になる注意点の一つです。マンションなどの不動産では雨漏りや設備の故障、床下の腐食などが発生する場合があります。これらは瑕疵として扱われ、売却成立前に買主が納得する必要があります。

もしも売却物件に告知していない瑕疵が見つかった場合、売主が責任を追うことになるでしょう。瑕疵担保責任はマンション売却においても慎重に扱うべき注意点で、その範囲は雨漏りをはじめとした物理的なものはもちろんのこと、事件や事故などで発生する心理的な要因にも及びます。

不動産物件では予想外の箇所に瑕疵が見つかることもあります。売主側も知らなかったような水漏れや腐食などが見つかる例も十分にありえるでしょう。

目に見える部分の瑕疵は把握していても、見えない場所は放置しがちです。売主自身が知らなかったとしても瑕疵責任が見つかった場合は追求させる可能性があるため、物件の売却時には注意が必要です。

売買契約書や白紙解約は重要な要素

マンション売却において売買契約書は慎重に扱うべき書類です。記載内容の確認はしっかりと行ないましょう。また、買主ローン否決時の白紙解約や、売主が追うことになる瑕疵担保責任についても理解しておくことが大切です。